貯金を進めていきたいけど、どこから始めたら良い?
貯金を本格的に始めていきたいけれど、何をどう貯金すれば良いのかわからないという悩みを持っている人は多いと思います。効率よく貯金を進めていくコツとは?
貯金
貯金を始める
貯金を始める際に大事なポイントは「家計の現状を把握する」ということです。つまり、収入・支出を把握することで毎月の家計が見えてきます。
前コラムでも紹介した「さきどり貯金」は貯金を確実に進めるための基本です。お給料が入ったら、貯金分を先に引き出し、専用の口座にうつします。そのあとに残った金額でひと月を過ごすことなります。
お金のたまる比率
お金の貯まる比率に「2:6:2」というものがあります。手取り収入を「貯金2:生活費6:自己投資2」という形で金額を分けていきます。
例:手取りが25万円の場合
貯金2=5万円、生活費6=15万円、自己投資=5万円
このようになります。手取り25万円の場合、貯金は毎月5万円を行うわけです。
比率を確認して各項目の実際の金額を割り出せたあとは、その金額内で予算を立てていきます。
予算を立てるものとして
- 食費
- 家賃(実家暮らしである場合は無し)
- 光熱費・水道代・通信費などの固定費
- 保険料
- 被服・美容費
- 交際費
- 雑費
- 自己投資費
- 貯金
これらをあげることができます。各項目を詳しく見ていきましょう。
食費
食費には外食も含まれます。割合としては金額の10−15%が目安です。自炊を心がけ、仕事中のランチはお弁当を持参するなどすると健康的にも良いですし、同時に節約をすることができます。
家賃(実家暮らしである場合は無し)
家賃は手取りの月収の20ー30%を目安とすれば良いでしょう。家賃は住んでいる地域によっても大きく差が出てきます。金額の前後は出てきてしまうと思いますが、家賃は固定費となり毎月出ていく金額となります。
なお実家暮らしである場合は家賃はかかりませんのでその分できるだけ先取り貯金に回しましょう。
光熱費・水道代・通信費などの固定費
光熱費なども食費と同じく10%ほどを目標にすると良いでしょう。スマートフォンがあり、通信量を気にしなくて良い定額プランの場合は、デザリングを利用してパソコンを利用することでプロバイダ料金も節約できます。
保険料
保険料は月収の2%が目安ですが、賃貸の場合は火災保険の加入は必ずしておかなければいけません。また、生命保険も入院保障は備えておきましょう。いつなにが起こるかわからない時のための備えは大事です。
被服・美容費
被服代や美容費は気をつけておかないと大きな出費となりかねません。我慢しすぎるとストレスにもなりますので、自分に今何が必要か、そして長く使えるかということを考慮して買い物をしましょう。
交際費
交際費には結婚祝いや出産祝い、休日ランチなども含まれます。月収の5%ほどを目安とするとよいでしょう。
雑費
生活日用品は雑費扱いとなります。目安は3%ほどです。生活日用品は100円均一やドラッグストアなどを利用すると費用を抑えることが出来ます。
自己投資費
自己投資費は収入の20%ほどを目安にしてみると良いでしょう。自分磨きや仕事に関すること、知識を増やすことに投資することで、結果利益を得ることが出来ます。もちろん節約出来る分野でもあります。
貯金
貯金はしっかりと収入の20%は行いたいものです。こつこつと貯金をしていくことで、緊急事態や不況に備えることが出来ます。
無理をしない
理想の予算バランスを考えた時に、今の家計(予算)としっかりと比較してみましょう。あまりにも誤差があるようでは改善しなければいけませんが、多少のズレの場合は大丈夫です。
理想の予算はあくまで、理想であり、目標とするものです。予算の中にはこだわりの項目もあると思います。そのような場合は、他の項目で節約するなど臨機応変に対応しましょう。
たとえば、交際費の場合、毎月結婚式があるわけではありませんが毎月その分取っておくことで1年でまとまったお金ができます。その中から、いつ招待される結婚式にも対応するお金ができるというわけです。
まとめ
貯金が増える黄金比は2:6:2と言われています。この比率になるべく近く予算を立てて、目標にすることで貯金も少しずつ増えていくのではないでしょうか。
ときには臨機応変に項目内で予算のやりくりをすることも大切です。