病気や怪我をした時、予測できない病気や怪我に備えることはできるのでしょうか?
医療・疾病保険とは?
医療・疾病保険とは、対象となる人が病気や怪我で入院・手術をした時、認知症や介護で保険金や給付金を受け取ることができる保険を指します。給付金が支払われる条件は、保険商品によって定められています。給付金を受け取れる条件や時点も商品により異なっています。
医療保険の中には、掛け捨てのもの、健康だった場合に払戻金が発生するものもあります。
保険会社によっては、女性特有の病気による入院などを保障する「女性のための医療保険」商品を扱っている場合もあります。
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4種類の医療・疾病保険
医療・疾病保険は大きく4つに分類されます。
- 定期医療保険
- 終身医療保険
- がん保険
- 所得補償保険・就業不能保険
以下それぞれ詳しく見ていきましょう。
定期医療保険
医療保険とは、病気・怪我で入院、通院、手術などを行った場合に、所定の給付金が受け取れる保険です。保険のタイプにより、手術の場合は1回につきいくら、通院の場合は通院した日数分いくら、というふうに給付金を受け取れるものもあります。
定期医療保険は、保障される期間がx年、x歳までというふうに定められています。そのため定められている保障期間である一定期間、病気や怪我の保障を受けることができます。保障期間が満了すると、保険料の支払い、そして保障もなくなる場合と、保障満了時の年齢の保険料で契約更新される場合があります。保険契約を更新できる商品とできない商品がありますので注意が必要です。
おすすめの方
入院で大きな出費を避けたい方。病気や怪我をカバーする保険のため、掛け金が小さい。終身タイプに比べると、大きな保障を付けやすいと言える。
注意する点
年齢が上がるたび、病気や怪我をしやすくなるため、保障が切れたあとの更新や乗り換えが困難になる場合も。
終身医療保険
名前の通り、保証を得られる期間が一生涯の医療保険です。先程述べた定期医療保険と同じく、病気や怪我で入院、通院、手術等を行った場合、所定の給付金が受け取れます。
高齢になって収入減となり、それと同時に病気や怪我のリスクが増加する場合にも、契約切れにはならず保険対象者が亡くなるまで保障が続きます。昨今の長寿化に対応した商品と言えます。
定期タイプ、終身タイプの2つを比較した場合、同じ補償金額・年齢で、定期タイプの方が保険料は安い傾向にあります。将来を見据えての終身医療保険と言えます。
おすすめの方
保障を一生涯使いたい方。入院や手術は高齢者が多い傾向にある。年齢に関係なく、保証内容や保険料が一生変わらない商品が多い。
注意する点
時代により制度の変更等がある。現在で十分と思える補償内容も、将来制度の変更などにより、不足する場合も。
がん保険
がん保険は、がんになった場合に給付金を受け取ることができる保険を指します。給付金の金額、受け取りの時点は商品により異なります。また、がんと診断されたら一時金が給付、がんで入院したら入院日数分、など保険商品により金額やタイミングが異なってきます。
がん保険にも、上記の医療保険と同様に、定期タイプと一生涯保証される終身タイプの2種類があります。ご自分のライフスタイルに合った保険を選ぶことができます。
おすすめの方
がんが心配な方。通院や抗がん剤によるがん治療が増加傾向にある昨今。診断時に一時金が給付される場合もある。
注意する点
がんに特化した保険のため、がん以外の病気には不向き。病気や怪我のリスクを幅広くカバーしたい方にはおすすめできない。
所得補償保険・就業不能保険
病気や怪我が原因で働けなくなった場合、完治するまでの一定期間をカバーする保険です。治癒するまでの一定期間は、「就業により得られるはずだった所得」を得ることができません。得ることができなかった所得をカバーする保険と言えます。加入する条件は、働いていることです。一ヶ月あたりの給付金額は平均所得と比べ、高く設定することはできません。
所得補償保険は被保険者が病気や怪我で働けなくなった場合に給付されます。
おすすめの方
退院後の収入が心配な方。入院状態が給付条件にはならないので、在宅で療養する場合、就業に得られるはずだった所得分を補うことができる。
注意する点
働ける人が前提の保険。就業により得られるはずだった所得を補うための保険であるため、加入できる人や補償額に制限がある。主婦や退職者は要注意。
まとめ
病気や怪我、入院に特化した医療・疾病保険についてみていきました。一口に医療保険と言っても、数種類あり、それぞれ際立った特徴があります。身体は資本です。ご自分の希望する保障を受けることのできる保険を見つけていきましょう。