大人になるにつれて、出かける場所がマンネリ化しやすく、「いつもどんなところで遊んでいたっけ…?」と疑問に思うことはありませんか?映画や食事なども楽しいですが、毎回同じようなことばかりでは飽きてしまいがちですよね。
そんな方におすすめしたいのが、醸造所見学です。ビール工場や酒蔵など、お酒のことを勉強しながら楽しい時間が過ごせます。
今回は関西在住の筆者が実際に訪れた、京都・大阪の醸造所を紹介します。
週末にもサクっとできる醸造所見学
醸造所見学とは
ビール工場や酒蔵へ訪れ、それぞれの製造過程や歴史を紹介しています。普段手に取っている商品が、どんな風にして私たちの元へ届いているのかを、資料や説明を聞きながら知ることができます。
見学は1.2時間で終わるところがほとんどなので、そのあとに食事に行くなど、気軽に参加できるのも魅力的です。
醸造所見学のメリット
醸造所の見学をしたことのない方は、いまいち想像がつかないかもしれません。醸造所見学の楽しみは、次のようなところにあります。
お酒の歴史や秘密に触れられる
普段飲んでいるビールや日本酒がどんな風に開発されたのか、製造過程を知るのはとても興味深いですよ。いつものビールへの愛着が湧き、お店で見かけると少し嬉しい気持ちにもなります。
お金がかからない
醸造所の見学は無料の場合や、入場料が数百円のところなどが多く、あまりお金がかからないことも魅力のひとつです。友人と工場をまわりながら話していると、子供の頃の社会科見学のようでとても楽しいですよ。
試飲ができる
醸造所の試飲コーナーでは、複数のお酒を飲み比べたりすることができます。普段、自分では手に取らないようなお酒を味わえることもあるので、新しい出会いや発見があるかもしれません。筆者の場合は、いつも飲んでいるビールでも出来立てだととても美味しいことに気づけたのが、衝撃的な体験でした。それからは、お店で買ってからなるべく早く飲むようにしています。
京都・大阪のおすすめスポット
ここでは、筆者が実際に訪れた醸造所の中での、おすすめのスポットを紹介します。関西にお住まいの方や出かける予定がある方は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
アサヒビール吹田工場
「阪急吹田駅」「JR吹田駅」から共に徒歩10分程のところにあります。事前予約をしておけば、無料で参加ができます。ビールが次々と缶に詰められていく製造ラインの見学や、世界中のビール缶のパッケージなどを眺めて、とても楽しい時間が過ごせました。アサヒスーパードライやドライブラックなどの試飲ができるので、味の違いを知ることができます。ギフトショップでは、お酒以外にもお菓子なども購入できますよ。
サントリー京都ビール工場
京都の長岡京にあるサントリー京都ビール工場。「阪急西山天王山駅」や「JR長岡京駅」から無料のシャトルバスが出ています。事前に予約を済ませておくと、無料で参加ができます。圧巻の巨大な設備を眺めたり製造にまつわる説明を聞いたりと、興味深い内容が多く、お酒好きな方はきっと楽しめますよ。場内を走るバスに乗り、ザ・プレミアム・モルツの試飲ができるコーナーへ移動します。ビールの美味しい注ぎ方などを教えてもらったのが印象的でした。
月桂冠大倉記念館
京都の伏見にある月桂冠大倉記念館は、古い町並みの中にある1909年建造の酒蔵が史料館として使われています。酒造用具や書物の展示を見学することができます。3種類のお酒の試飲もでき、お土産コーナーではマグネットなどのグッズや、ここでしか買えない限定ボトルのお酒がたくさんありました。予約は不要。600円の入場料を支払えば、ミニサイズの清酒のお土産ももらえます♪
伏見には月桂冠以外にも、たくさんの酒蔵が揃っています。1日に複数の酒蔵をまわることや、伏見稲荷大社の観光がてら立ち寄るのもおすすめです。
お出かけ前に注意しておきたいこと
醸造所によっては、見学に予約が必要なところがあります。また、感染症予防のため人数の制限や見学の休止をしている場合があるので、必ず事前に確認してから行くようにしましょう。
ほとんどの醸造所では、お酒の試飲があります。車や自転車の運転がある方は、試飲ができません。せっかく醸造所へ行くなら、お酒を楽しむために電車やバスで出かけることをおすすめします。
まとめ
新鮮で楽しめるお出かけスポットを探している方に向けて、醸造所見学の魅力を紹介してきました。醸造所見学は、お酒の歴史を覗いたり試飲ができたりと、お酒好きにはたまらない体験がたくさんできる魅力的な場所です。見学に参加すれば、普段の家でのお酒も、より楽しめるようになるはずですよ。
今回紹介した、京都や大阪で気軽に参加できる醸造所。事前に予約や休館日の確認をしてから、ぜひお出かけ先の候補に入れてみてくださいね。