食事のときに、あと一品何か欲しいと感じるときや、小腹が空いたときに冷蔵庫に何もない。ということはありませんか?ひとり暮らしの方はとくに、献立が炭水化物に偏ってしまうことも少なくありません。
そんなときのために自宅に常備しておきたいのが「キムチ」です。とても身近な存在ながら、使い勝手のいい食材。そのまま食べても、料理に使っても美味しいですよね。今回は、キムチの大好きな筆者がおすすめする食べ方や、キムチを買うときの選び方について紹介します。
常備しておきたい「キムチ」
キムチの由来とは?
キムチの発祥は約800年以上前、当時はシンプルな塩漬けのような物でしたが、約500年前から、今のような唐辛子を使った真っ赤なキムチの形に近づいてきたようです。
キムチという名前の由来には、野菜の塩漬けである「沈菜(チムチェ)」や液体に浸すという意味の「沈漬(チムチ)」など、諸説あると考えられています。
キムチに期待できること
キムチは世界各国で販売され愛されている理由は、ただ美味しいからだけではありません。食べることで身体にも良い影響が期待できます。
代謝のアップ
唐辛子の辛み成分であるカプサイシンには、代謝を高めるはたらきがあります。身体の代謝が高まると、脂肪の燃焼や脳の活性化にも役立ちます。また、細胞の新陳代謝にも期待できるので、潤いのある若々しい肌を目指す方にもおすすめです。
免疫力のアップ
カプサイシンは発汗を促し、体温の上昇を促します。体温が上がると免疫力のアップにもつながります。また、キムチにたっぷりと含まれる乳酸菌は腸内環境を整えることにも役立ちます。「腸活」などとも呼ばれ、腸内環境を整えることはとても注目されていますが、乳酸菌には腸の善玉菌を増やすはたらきがあります。
食欲増進
ひどい疲れや夏バテのときには、食欲があまり湧かないこともありますよね。そんなときには、キムチがおすすめです。
とても食欲がそそられる香りであるうえに、程よい酸味や旨味に食欲を掻き立てられます。冷麺や冷奴の上に乗せても、美味しく食べられますよ。
キムチには加熱をしない野菜がたっぷりと含まれるため、ビタミン類も豊富に含まれます。体調を崩したくないときなどにも、積極的に食べるようにするといいでしょう。
選ぶときのポイントは「発酵キムチ」
キムチはスーパーなどでも数え切れないほどの種類が並べられていることが多いため、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
腸活を目指す方は、売られているキムチが発酵しているかどうか、で見分けることをおすすめします。乳酸菌が豊富に含まれている発酵キムチは、パッケージのどこかに「乳酸発酵」や「熟成発酵」などといった言葉が記載されています。キムチを購入するときに確認してみましょう。
最近では、好みの味を追求するために自家製のキットなども販売されています。
キムチの美味しい食べ方
筆者もそうですが、キムチは毎回同じ食べ方になってしまう…という方も多いのではないでしょうか。買ってきたキムチをそのまま食べるのも美味しいですが、ひと工夫加えるだけでとても食欲がそそり、飽きずに食べられます。ここでは、キムチのおすすめの食べ方を3つ紹介します。
発酵食品と合わせて
発酵食品であるキムチは、ほかの発酵食品ともとても相性が良く、あわせると美味しく食べられます。キムチと豚肉を炒めてチーズをかけることや、納豆と混ぜて一緒に食べるのも美味しいですね。
餃子の具材として
餃子の具材に白菜のキムチを細かく切って加え、皮で包んでこんがり焼くととても美味しいですよ。にんにくやしょうがをしっかり効かせると、疲れの溜まっているときや、お酒のおつまみにも相性が抜群です。
野菜たっぷりの丼に
納豆、長芋やオクラなどと合わせてねばねば丼にすると、とてもヘルシーなのに満腹感のある一品に。トマトやキュウリなどといった夏野菜とも相性がピッタリなので、夏バテなどで食欲がないときや、気温が高く調理に火を使いたくないときにもおすすめです。
キムチの食べすぎには注意
美味しくて身体にもうれしいことが満載なキムチですが、食べすぎには注意しなくてはなりません。キムチの辛み成分で胃痛を引き起こす可能性が考えられることや、キムチに含まれる塩分の摂りすぎが良くないためです。1日に食べる量は、多くても50g程度に抑えるようにしましょう。
また、キムチに多く含まれる乳酸菌は加熱すると死んでしまうため、なるべくそのまま食べるのが良いとされています。
まとめ
手軽に購入でき、何に合わせても美味しいキムチ。身体にもさまざまな良い影響が期待できます。食欲の湧かないときや腸活をするときには、ぜひ「発酵キムチ」にも注目して購入してみてくださいね。
発酵食品やおつまみとしても、色んな食べ方ができます。今回紹介した食べ方は手軽で美味しいものばかりなので、とてもおすすめですよ!