ペットショップに行く前に知っておくべきもう一つの選択肢【保護猫】 | いろいろ情報局

ペットショップに行く前に知っておくべきもう一つの選択肢【保護猫】

猫は家族の一員として居てくれるだけで癒され、しあわせを与えてくれる存在です。この記事をご覧の中にも、いつかは猫を迎えたいと考えている方もいるのではないでしょうか。
猫を迎え入れるためには、どんなところで出会うのが最適なのでしょうか。友人のところで生まれた子猫を譲り受ける場合や、ペットショップで出会う方も多いですよね。
そして、もうひとつの選択肢として検討しておきたいのが「保護猫」です。保護猫という言葉は聞いたことがあっても、実際にはどんな流れでお迎えすることになるのかを知らない方も多いようです。今回は実際に保護猫と出会い、今も一緒に暮らしている筆者が、体験談を交えながら解説します。いつかは猫と暮らしたいと考えている方の参考になれば、うれしく思います!

保護猫

ペットショップに行く前に知っておきたい選択肢

保護猫とは?

保護猫とは、野良猫や捨て猫など、さまざまな環境下で暮らしているところを保護された猫たちのことです。個人や団体、ボランティアで保護活動をされている方も多く、一時的に保護をして病気やケガの治療、里親探しなどを行っています。殺処分などの問題から保護猫への関心も高まっているため、「保護猫」という言葉をきいたことのある方も多いのではないでしょうか。

筆者の自宅で暮らしている猫も、3年ほど前に保護猫として譲り受けました。野良猫でごはんが食べられず、弱っていたところを保護されたようです。今はとても元気に暮らしています!

保護猫を受け入れるまでの流れ

保護猫を受け入れるまでの流れを、筆者が保護猫を受け入れた際の経験も交えて紹介します。

譲渡会へ行く

一般的なのは、譲渡会へ行くことです。ネット上でも猫の写真などで検討することができる場合もありますが、猫だけでなく保護された方にも実際に会うことができるので、雰囲気を知れ、飼う上での心配事なども相談できます。
「〇〇県 譲渡会」などで検索すると、譲渡会の情報が出てくるはずですよ。1回の譲渡会では決めきれないことも多いと思うので、何度か足を運んでゆっくりと検討しましょう。

トライアル

譲渡会で出会った猫を迎え入れるには、1ー2週間ほどの「トライアル」という期間が設けられます。しばらく一緒に暮らしてみて、その間に本当に飼えそうかどうかを判断します。既に犬や猫を飼っている場合は、動物同士の相性を確認するための期間でもあります。

正式譲渡

トライアル期間を経て一緒に暮らせそうだと判断したら。正式譲渡。無事に家族の一員となります。ペットショップとは違い、猫の購入料金はかかりませんが、保護をするうえでかかったワクチン代などを負担することがあります。

猫を保護した方によって違うので、きちんと確認しておきましょう。そのお金が、ほかの猫を保護するために使われることに繋がります。

保護猫を受け入れるメリットとは

日本では、人間の勝手な都合によるペットの殺処分がまだまだ無くなりません。私たちにもできることのひとつが、猫を飼いたいと考えている人が保護猫を選択肢のひとつに入れることではないでしょうか。
飼いたい猫の理想的な種類や毛の色、姿などがある方も、実際に会ってみればそういったものは関係ないと気づくはずですよ。

猫を飼う前に考えておきたいこと5つ

保護猫について解説してきましたが、猫を迎え入れる前にはきちんと考えておきたいことがあります。捨て猫や飼育放棄などで傷ついた猫たちを、また傷つけることのないように、しっかりと考えておきましょう。

保護猫

壁や家具をボロボロにすることもある

どの猫にも言えることです。猫の性格にもよりますが、壁や家具は爪とぎなどによってボロボロになることがあります。壁の深いところまで傷がつくと壁紙の交換だけでは済まないことも。そういったリスクがあることを知っておきましょう。

留守にする時間が長くないか

猫は犬に比べて、お留守番が得意と思っている方も多いかもしれません。しかし、猫も性格によって、飼い主と離れることで不安を感じる場合もあります。実際に筆者も、自宅で仕事をするようになってからさらに猫が懐いてくれたように思うので、長時間家を空けることが多いかどうかや、旅行へ行くことの多い方はよく検討した方がいいでしょう。

懐かない可能性もある

保護猫には、子猫だけでなく大人の猫も多くいます。懐くまでに時間がかかる猫や、ずっと懐かない場合もあります。

病気になっても面倒が見られるか

猫も人間と同じで、病気にかかる事があります。治療費や、時間が多くかかることも少なくありません。そんなときにも面倒が見られるかどうかは考えておく必要があるでしょう。

本当に最期まで飼えるかどうか

猫は、長生きの場合20年以上生きることもあります。20年後の自分を想像して、最後まできちんと面倒が見られるか、自分に何かあったときには変わりに面倒を見られる人がいるかなども考える必要があります。

これらの5つのことは迎え入れるまでに検討し、不安が残るようであれば、猫を飼うことはおすすめしません。

保護猫

まとめ

ペットを飼いたいと考えている方に向けて、保護猫について紹介してきました。
迎え入れるまでには、知っておいて頂きたいことや検討して欲しいことがたくさんあります。
一緒に暮らせばとてもかわいく、しあわせな毎日が待っています。その一方で、猫の一生を預かることになるので、責任はとても大きいです。ペットショップ・保護猫のどちらで迎えるにしても、真剣に考えておきたいですね。

タイトルとURLをコピーしました