生命保険を見直さないと・・・・?
保険に入って一安心、と思っているうちに月日は流れ契約当初とはライフスタイルは変わったのに保険を見直していないという人も多いのではないでしょうか。
今回は忘れがちな「保険の見直し」について、タイミングや気をつけるポイントなどを解説していきます。
保険の見直し
保険を見直すとは?
「保険の見直し」とは
・現在の保険を解約し、他の保険に加入し直す
・保険金額を増減させる
・特約を追加したりする
などのことを指します。つまり、契約中の保険を現在のあなたのライフスタイルに合った内容に変更するということです。
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見直しのタイミング
保険の見直しのタイミングは、ライフスタイルが大きく変わるタイミングで行うと良いと言われてます。例えば、大学卒業、結婚、出産などです。
保険を見直す理由
保険料を節約
保険を見直す理由の一つとして、「保険料」を挙げることが出来ます。先程述べた見直しのタイミングの一つ、子供が自立した場合、学費や養育費のためにと設定した保険金は必要なくなります。保険金額が減ることで保険料を抑えることが出来ます。
人生のリスクに備える
保険はライフスタイルの変化により見直すことがおすすめです。
結婚や出産により、自分以外の生活を守る必要が出てくると、家族をしっかりとまるごと守ることを重視しなければなりません。
保険の見直しタイミング
見直しのタイミング1:就職
学校を卒業し、就職をすると生活スタイルが大きく変化します。生命保険は、加入年齢が若いほど、月々の保険料を抑えることができます。万が一の大きな変化に備える、というよりは、病気になってしまったときの治療費や療養中の生活費のためにに備えると考えると良いかもしれません。
家族や親族のなかでがんにかかった方がいる、という人は「がん保険」はもちろんですが、生命保険の特約も併せて考えておきましょう。
〈ポイント〉
就職前後の保険選びで重要なのは、「毎月の保険料」「自分に必要な保障」をしっかりと把握することです。保障は充実したに越したことはありませんが、保障が充実すると保険料も高くなります。
見直すタイミング2:転職
転職をすると、収入の増減の変化が予想されます。そのため、ライフスタイルが変わり、状況に応じた生命保険の見直しが必要となります。
特に、会社勤めから自営業になった場合は、加入する公的医療保険が異なるため、保険の見直しが必要です。会社員が加入する健康保険と、国民健康保険では保障内容が異なるからです。
〈ポイント〉
自営業の場合、就業不能保険や医療保険に加入し、万が一の場合に備えておきましょう。
見直しのタイミング3:結婚
結婚は保険を見直す機会の一つです。パートナーが出来ることにより、相手の人生のことも自分の人生と同じく考える必要があります。
●お互いが加入している保険の内容確認
結婚前に加入していた保険の受取人を「親」にしている人が多いと思いますが、結婚後は「配偶者」に変更しておくと良いでしょう。お互いの保険内容の確認をすることで、どのような状況胃慣れば保険金を受け取ることができるか把握することができます。
〈ポイント〉
万が一に備え、配偶者が生活に困ることがないよう、保障内容を見直す必要があります。死亡保険を増額しておきましょう。
見直しのタイミング4:妊娠前
妊娠を希望する場合、女性の人は妊娠前のタイミングで医療保障の見直しをしておくとよいでしょう。
妊娠後でも医療保険に加入する事はできますが、一般的に妊娠27周目以降は保険に入りにくくなる場合があります。
妊娠後は加入できる医療保険に限りができてしまう、異常分娩(帝王切開や切迫早産など)に関する保障がを受けることが出来ない可能性があります。
〈ポイント〉
妊活前に医療保険の見直しをしておきましょう。
見直しのタイミング5:妊娠中・出産後
子育てには多額のお金が必要です。万が一のことがあった場合、遺された家族が生活に困らない程度の金額を受け取ることができるように保障内容の見直しを行いましょう。
子どもの教育費への備えももちろんですが、死亡保険の受取金を増やす、学資保険に加入するなどライフスタイルに合った保険を検討しましょう。早く始めれば始めるほど、月々の保険料を抑えることが出来ます。
〈ポイント〉
子どものために、死亡保険金を増額する、また学資保険に入るなど検討しましょう。
見直しのタイミング6:住居スタイルの変化・マイホーム購入など
マイホーム購入、住宅ローン組んだ場合も生命保険の見直しをするタイミングと言えます。住宅ローンは、長期にわたり多くの金額を払い続ける契約です。保険料を抑え、必要な保障をまかえることができるか、ということを中心に見直しを進めていきます。
多くの場合、住宅ローンを組む際には「団体信用生命保険(団信)」に加入することになります。団信は「住宅ローンを借りている人に万が一のことがあった場合、それ以降の住宅ローンの支払いが免除される」という内容の保険です。つまり、万が一のことがあっても住宅費の心配はないということです。団信に加入することで、住宅分の保障が不要になり、すでに加入している保険の死亡保険金を低く設定することが出来ます。
〈ポイント〉
世界に必要な保障を、なるだけ抑えた保険料で受けながら、住宅ローンの返済と貯蓄ができる水準を見極めて見直しを行います。
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見直しのタイミング7:子供の独立
子どもが独立するタイミングも保険を見直す良いタイミングです。子どもの独立後は、教育費や養育費が不要となります。そのため、死亡保険金を低く設定でき、保険料を抑えることに繋がります。
加えて、老後の生活費。医療費のことをしっかりと考慮する必要があります。年齢が高くなると病気や手術のリスクは高くなります。特に、三大成人病などは治療や療養にお金・時間もかかります。その場合、手厚い保障を受けることができるとわかっていれば精神的にも安心ですね。
自分の健康状態や貯蓄額も考えながら、医療保険や個人年金保険の見直しを行いましょう。
〈ポイント〉
子供の独立とともに、老後のマネー・ライフプランの見直しと同時に生命保険も見直しましょう。
見直しのタイミング8:老後
子どもの独立後は、自分たちの老後生活に向けて医療や介護保障について見直しましょう。50歳代頃までに老後について考えておくと安心と言えるのではないでしょうか。持病や手術経験がある場合、それに応じた保険を探す必要があります。
〈ポイント〉
家族関係により、保障内容希望が異なる場合がありますので、ひとりで決めず、家族と相談しながら見直しを進めていきましょう。
見直しのタイミング9:離婚
結婚時と同様、離婚時にも保険の見直しを行う必要があります。子どもが居ない場合は、離婚後の自分の生活を第一に考えましょう。子どもがいる場合は、その後の生活を第一に考える必要があります。自分が病気になった場合はもちろんですが、万が一の事があった場合に、子どもが成人するまでに困らない程度のまとまったお金を遺せるように保険の見直しを行う必要があります。国による支援制度が確率されているため、金銭負担を軽減できるようになっています。
〈ポイント〉
子どもが居ない場合、死亡保険金額は低く、入院給付金を手厚くという形での見直しをしましょう。
子どもがいる場合、必要十分な保障をなるべく抑えた保険料で見直す必要があります。
見直しのタイミング10:親を扶養するとき
親の介護は誰にでも起こり得ることです。介護を行う場合、生命保険の見直しが必要です。介護は支出の予測が立てづらいため、不安に陥る人も多いと思います。そのため、できるだけ早いうちに民間介護保険なども比較し、検討することが大切です。
〈ポイント〉
高齢化に伴い、介護制度の改正が行われることも考慮し、介護問題は定期的に話し合い、見直しを行うことが望ましいと言えるでしょう。
保険の見直しは慎重に
上記で見てきたとおり、保険には見直すタイミングが多くあります。保険を見直すタイミングは「ライフスタイルが変わった時」と覚えておくと良いでしょう。
保険の見直しは慎重に行わなければいけません。複雑で時間のかかる作業ですので、まずは現在の契約内容をしっかりと確認する必要があります。保険会社の商品を比較し、自分のライフスタイルにあったものを検討しましょう。