この記事へ辿り着いたあなた、カードローンの審査に落ちてしまうと思い込んでいませんか?
諦めるのはまだ早いです。厳しい条件があるのは事実ですが、あなたの状況を考慮してくれる金融業者が見つかるかもしれません。
お金を借りたい気持ちが強すぎるがゆえに、「ブラックでも借りられる」「どなたでもOK」などと謳う金融会社に行ってしまうと、大変なことになってしまう可能性があります。本記事では、審査プロセスに不安がある人が評判の良い金融業者から借りるための選択肢をまとめています。カードローンなどに申込む前に、ぜひ読んで参考にしてみてください。
ブラックでもお金を借りる事ができるのか?
以前ローンの支払いに遅延があったり、延滞履歴があった人は「ブラックリスト入り」をしたのでお金を借りることができない、と思っている方も多いのではないでしょうか。
まず確認することは、本当に自分はブラックリスト入りしているのか、ということです。ブラックリスト入りをしていた場合は、金融ブラックでも借りることのできる業者や金融機関があるのかどうかの確認に進みます。
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「ブラックリスト」とは?
「ブラックリスト」とよく聞きますが、実際にはどういう状況を示しているのでしょうか?
クレジットカードや住宅ローンなどの審査に利用される信用情報機関(CIC,JICCなど)のデータに金融事故の情報が記録されている状態のことです。信用情報機関に金融事故情報が登録されることを「ブラックリストに載る」「ブラックリスト入り」と言うわけです。
何をすると「金融事故」の記録が残るのか?
「金融事故」が記録に残るのはどのような場合なのでしょうか
- 携帯電話の支払い延期(本体を分割で購入した場合の支払い)
- 債務整理(自己破産、任意整理、個人再生)
- クレジットカードの返済延期・長期遅延
- クレジットカードの多重申し込み
- 各種ローンの返済延期
- 奨学金の返済延期
上記のような場合、金融事故が記録に残ってしまいます。
ブラック入りする最多の理由:携帯電話等の支払いが滞っている
ブラックリストに載る理由として最多と言われているのがクレジットカード・カードローン・携帯電話本体代金分割払いなどの遅延です。中でも、携帯電話本体の分割払いの遅延によるブラックリスト入りは増加傾向にあります。通話料等の遅延は対象外です。
分割の返済に遅れたただけで?と思う方もいるかもしれません。大したことないと思いがちな延滞でも、ブラックリスト入りしてしまうことがあるのが怖いですよね。
各種ローン・クレジットカードでも同じことが言えますが、返済日61日以内に返済した場合には、ブラックリスト入りする確率は低くなります。しかし、1日でも遅れると遅延扱いとなることを覚えておきましょう。遅延=返済能力が問われる、という事となり、信用が落ちてしまう判断材料になります。返済期日を守って返済していくことが大事です。
返済がスムーズに行われていない場合も事故情報が記載されます。催促状が届いても支払わない場合も返済状況に記載されます。返済遅延金額は関係ありません。返済金額に関係なく事故情報が記載されてしまいます。
審査合否のキーとなる「信用情報」
「信用情報」は、各種ローンの借入審査、クレジットカードの審査などに利用される情報の事を言います。個人の属性(氏名・生年月日・住所・電話番号・勤務先の情報など)、クレジットカードやカードローンなどの契約や返済状況が記載されています。
この信用情報に問題がある場合、まずカードローンやクレジットカード審査の第一段階でつまずいてしまうことが多いようです。反対に、信用情報にキズがない人は、審査に通りやすく、融資の枠も大きくなるなど、借入条件が良くなると言えます。
「信用情報機関」とは?運営は誰?
信用情報機関は日本には以下3種類あります。
JICC(日本信用情報機関)
加盟会員は約65%が消費者金融です。主に消費者金融関連の信用情報を扱っています。銀行やクレジットカード会社も加盟しています。規模としては国内最大の信用情報機関です。
開示請求の方法
- インターネットまたはスマートフォン ➙ 公式サイトから開示請求を行う。結果は郵送。
- 郵送 ➙ 公式サイトから申し込みフォームをダウンロード。プリントアウトをして記入。結果は郵送。
- 窓口 ➙ 東京か大阪の開示センターに直接出向いて請求する。
CIC(株式会社シー・アイ・シー)
信販・クレジットカード・携帯電話に関する信用情報を取り扱っています。
開示請求の方法
- インターネット ➙ 公式サイトから開示請求を行う。結果は即時に閲覧可能。
- 郵送 ➙ 公式サイトから申し込みフォームをダウンロード。結果は申込後から10日前後で郵送される。
- 窓口 ➙ CIC窓口にて開示請求を行う。
KSC(全国銀行個人信用情報センター)
銀行や日本学生支援機構の信用情報を取り扱っています。
開示請求の方法
- 郵送のみ ➙ 2種類の本人確認書類が必要。うち1つは現住所が確認できるもの。個人番号の通知カードは不可。有効期限内である必要があります。
この上記3つの機関で情報は共有されています。返済の遅延、滞納などの情報、クレジットカードやローンの申込み、債務整理、自己破産などの情報が登録されています。
開示請求が出来るのは本人のみ
金融事故情報は超個人情報と言われています。個人情報保護法という法律で守られているため、本人のみ開示請求を行うことができます。
何らかの理由で、本人以外が開示請求する場合は、本人または法定代理人の委任状が必要となりますので注意してください。
ブラックリストの記録は消える?
ブラックリスト登録期間は個人信用情報機関により異なります。
ブラックリストに載ると、5~10年間は金融事故情報が残ると言われています。この5~10年の期間を「信用回復期間」と言います。信用回復期間に幅があるのは、ブラックリストに載ってしまった理由により、回復期間が異なるためです。
ブラックリスト登録内容は訂正できる?
万が一ブラックリストに誤った内容が記されている場合、正式な手順を踏んで訂正、または削除することが可能です。
間違った内容は削除できますが、ブラックリスト入りを削除することは不可能です。ブラックリストから外れるには、きちんと返済を行っていかなければなりません。
ブラックでも借入できる可能性アリ
消費者金融を狙え!
消費者金融から借入を行う場合、現在定職があり、一定の収入がある人は金融事故の記録が残っていても借入のチャンスがあると言えます。
過去情報を重視せず、現在の情報を重視して審査を行う中小消費者金融も少なくありません。
中小消費者金融が断然おすすめ
中小消費者金融会社は、大手消費者金融と比べると、過去の金融事故を重視せず現在の状況を重視する傾向があります。
大手消費者金融の場合は、審査時に信用情報機関を利用しているため、現時点でブラックリスト入りしている人はすぐにその事実が知られてしまいます。
独自の審査基準を設けている中小消費者金融会社も多く、大手では通らなかった人も、審査に通る例も見られます。
重要となる点
- 現在定職についており、一定の安定した収入がある
- 滞納した借金の返済が終わっている
この二点です。
銀行系のカードローンは諦めろ!
銀行系のカードローンは、消費者金融会社と比べると低金利で借り入れを行うことができます。しかし、銀行系ローンの場合金融事故情報を重視した審査を行う傾向にあります。
そのため、金融事故情報が記載されている申込者(ブラックリスト入り)が審査を通る可能性は非常に低いと言えます。
どうしても銀行系ローンにこだわりたい人は、ブラックリスト入りしてから5~10年期間をおき、ブラックリストから外れた後に再度申し込みを考えると良いでしょう。
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闇金からは借りちゃダメ!
借入を行う際には、借入先が闇金でないかしっかりと判断することが重要です。
大手消費者金融であれば、テレビCM、インターネット広告や新聞の折込などで、普段の生活でも目にとまることがあり、名前を知っている大手消費者金融も多いと思います。中小消費者金融会社は知名度が低く、大々的な広告を出していない業者も多くあります。
正規の消費者金融会社は、貸金業者として登録番号を持っています。金融庁で登録番号の照会ができますので、申し込みをする前に必ず確認しておきましょう。悪質な闇金業者は、偽の登録番号をホームページ等に記載している場合もあります。
消費者金融会社選びのポイント
金利の上限を比較
借入を行う際に一番気になるのは金利ではないでしょうか。
金利の表示方法は、上限%~下限%のように各金融会社の公式ホームページや広告で表示されていますが、多くの場合「上限」が適応されます。金利を各社で比較する場合は、上限をみて比較するのがおすすめです。
消費者金融会社の場合、「年18.0%」という数字が一般的です。
借入限度額は業者によって違う
限度額は業者により異なります。総量規制という法律があり、借入額は年収の3分の1までと法律で決められています。つまり、限度額は借り入れる人の収入により異なってくるというわけです。
審査・融資までの時間を比較
とにかく早く借りたい!審査スピードを気にする人は必ず確認したいポイントです。
消費者金融会社は比較的審査はスピーディーと言われています。「最短30分審査」や「即日融資」という文字を広告で見たことある人もいるのではないでしょうか。審査スピードを重視する場合は、平日に申し込むのがおすすめです。
まとめ
ブラックリスト入りしてしまった人が借入を考える場合、消費者金融会社に申し込む方が、銀行系ローンよりは借入可能な確率は高いと言えます。特に中小消費者金融会社は大手と比べ、独自の審査基準を設けており、審査に幅をもたせています。
借入を行う際には、手当り次第に何社にも申込みを行うことはせず比較を行い、自分にあった消費者金融会社を見極めて申し込みを行いましょう。
闇金や違法経営を行っている貸金業者からは絶対に借入を行ってはいけません。