借りられないは誤解！ブラックでも安全に融資を受ける秘訣を解説

「自分はローン審査に絶対通らない」と感じている方でも、決してお金を借りる方法がないわけではありません。金融事故の履歴がある方でも、状況に応じて融資をしてくれる金融機関は存在します。ただし、「ブラックでも借りられる」といった甘い誘い文句の広告には注意が必要です。違法業者に引っかからないためにも、正規の金融業者を利用することが大切です。

本記事では、ブラックリストに載っている方でもローン審査に通る可能性がある条件や、安全に借り入れするためのポイントについて詳しく解説します。

ブラックリストとは？信用情報機関の仕組み

「ブラックリストに載る」とは、金融事故（返済遅延、債務整理、自己破産など）の履歴が信用情報機関に登録されている状態を指します。日本には主に3つの信用情報機関が存在します。

CIC（シーアイシー）： クレジットカードや消費者金融の情報を管理
JICC（日本信用情報機構）： 消費者金融やカードローンの情報を主に管理
KSC（全国銀行個人信用情報センター）： 銀行ローンや住宅ローンの情報を管理

これらの信用情報機関に「延滞」や「金融事故」といった情報が記録されると、金融機関からの信用が低くなり、新たな借り入れが難しくなります。
通常、信用情報は5年から10年程度記録され続けますが、この期間が過ぎれば情報が削除され、ブラックリストから解除される仕組みです。

ブラックリストでも借りやすい人の特徴6つ

ブラックリストに載っていても、すべての方が一律に審査に落ちるわけではありません。現在の返済能力や状況によっては、ローン審査に通る可能性があります。以下の特徴に当てはまる方は、融資を受けられる可能性が高まります。

1. 安定した収入がある

収入が安定していると、返済能力があると判断されやすくなります。特に正社員や公務員などの職業に就いている場合は有利です。パートやアルバイトでも、一定期間継続して働いている場合は信用されやすいです。

2. 勤続年数が長い

同じ会社で3年以上働いている場合、職場に対する信頼性や責任感があるとみなされます。勤続年数が長いほど収入の安定性が評価され、審査が有利になるでしょう。

3. 他の借り入れが少ない

他に借り入れが少ない場合、新たに融資を受ける際の返済リスクが低いと判断されます。複数の借り入れがあると返済負担が増えるため、融資審査ではマイナスになります。

4. 返済実績がある

過去に借り入れがあり、しっかりと返済を行ってきた実績があれば信用度が向上します。特に最近の返済履歴が良好であれば、「信用回復」とみなされる可能性があります。

5. 担保や保証人がいる

不動産や車といった担保、または信頼できる保証人がいる場合は、金融機関側も安心して融資を行いやすくなります。これにより、ブラックリストに載っていても審査が通りやすくなります。

6. 少額の借り入れを希望している

借入額が少ないほど返済リスクは低くなり、審査基準も緩やかになる傾向があります。例えば、数万円から数十万円程度の少額であれば、融資を受けやすくなるでしょう。

大手消費者金融と中小消費者金融の違い

ブラックリストに載っている方が融資を希望する場合、最初に知っておくべきポイントは大手消費者金融と中小消費者金融の違いです。

大手消費者金融は審査が厳しい

アコムやプロミス、アイフルなどの大手消費者金融は、銀行系の審査基準を採用しているため、ブラックリストに載っている方が審査を通過するのは非常に難しいです。

中小消費者金融なら柔軟な審査が期待できる

一方で、知名度が低い中小消費者金融は独自の審査基準を設けており、大手が融資を避けるような状況の方でも、柔軟に審査を行っています。中小消費者金融は返済能力を重視しており、誠実に返済する意志が見える方に対して積極的に融資を行う傾向があります。

ただし、中小消費者金融の審査が「甘い」というわけではありません。あくまで独自基準に基づき、申込者の返済能力や信用情報を確認した上で審査が行われています。

クレジットカードのキャッシング枠も活用可能

既にクレジットカードをお持ちの方で、キャッシング枠が設定されている場合、ブラックリストに載っていてもその枠を利用することができます。ただし、利用状況によっては限度額の引き下げや利用停止が発生する場合もあります。

新たにクレジットカードを作ることや限度額の引き上げは非常に難しいため、あくまで既存のキャッシング枠を上手に活用することがポイントです。

違法業者には絶対注意！闇金の見分け方

ブラックリスト状態でお金を借りたいと考える方は、「ブラックでも借りられる」といった魅力的なフレーズに惑わされがちです。しかし、このような言葉を使う業者の中には違法な闇金が紛れている場合があります。

闇金は法外な金利を課し、返済が困難になると脅迫まがいの取り立てを行うため、絶対に関わってはいけません。正規の業者かどうかを確認するには、金融庁の登録番号や業者の口コミをしっかりと調べることが重要です。

まとめ：安全に融資を受けるためのポイント

ブラックリストに載っていても、安定した収入や返済計画があれば、融資を受けられる可能性は十分あります。特に中小消費者金融は、柔軟な審査基準を設けているため、正しく利用すれば有力な選択肢となります。

ただし、違法業者に引っかからないよう、金融機関が正規登録されているかを必ず確認し、計画的に借り入れを行うことが大切です。安全で確実な借り入れのためにも、信頼できる業者を選び、無理のない返済計画を立てましょう。