自分がローン審査に通らないと感じている方でも、絶対にお金を借りられないわけではありません。状況に応じて融資してくれる金融業者が見つかる可能性はあります。
ただ、どうしても借りたいという気持ちから、「ブラックでも借りられる」と宣伝している業者に安易に手を出すと、トラブルに巻き込まれる危険があります。確かに条件は厳しいですが、審査に不安がある方でも正規の業者から借りられる可能性をまとめました。
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ブラックリストとは？
一般的に、信用情報機関に登録された、延滞や債務整理、自己破産などの金融事故の記録を指します。これらの記録が残っている人は、金融機関から信用力が低いと判断され、新たなローンの審査に通りにくくなることがあります。信用情報に登録される期間は、通常5年から10年程度とされていますが、この期間が過ぎると記録が削除され、ブラックリストから外れることになります。
ブラックリストでも審査に通りやすい人の特徴6つ
ブラックリストに載っていてもカードローンの審査に通る可能性がある方の特徴は、上記の通りです。ご自身に該当する特徴がないか、ぜひ確認してみてください。
1. 安定した収入がある
ブラックリストに載っている場合でも、安定した収入源があることで返済能力があるとみなされる可能性が高くなります。特に、正社員や公務員などの安定した職業に就いている人は有利です。収入の安定性があると返済のリスクが低いと判断されやすく、審査に通る確率が高まります。
2. 勤続年数が長い
同じ職場で長期間働いている場合、信用力が高く評価されることがあります。目安としては3年以上です。勤続年数が長いほど、金融機関からの信用が得やすくなります。勤続年数が長いことで、職場に対する安定性と責任感があるとみなされ、返済能力に対する信頼性が向上します。
3. 他の借入が少ない
ブラックリストに載っていても、他に借り入れが少ない場合、追加の借入に対する返済リスクが低いと判断されやすいです。既存の借入が少ないほど、新たに借りる際の返済負担が軽減され、審査に通る可能性が高まります。
4. 返済実績がある
過去に借り入れがあり、その返済をきちんと行ってきた実績がある場合、それが信頼につながります。特に、最近の返済履歴が良好であることが重要です。
信用情報にポジティブな返済履歴があると、信用度が上がり、ブラックリストに載っていても審査に通る可能性が高くなります。
5. 担保や保証人がいる
物的担保（例：不動産や車）を提供できる場合や、信頼できる保証人がいる場合、ブラックリストに載っていても審査に通りやすくなります。担保や保証人がいることで、貸し倒れのリスクが低減され、金融機関側も安心して融資を行いやすくなります。
6. 少額の借入を希望している
借入額が少額である場合、審査が緩やかになりやすいです。少額であれば、返済のリスクが低く見積もられることが多いです。借入額が少ないほど、金融機関にとってのリスクが低くなり、審査に通る可能性が高くなります。
ブラックリストに載ると銀行や大手消費者金融では借りられない
誰もが一度は聞いたことがある業者、アコムやアイフル、プロミスなどは消費者金融の一部ですが、そういった大手は狙うべきではありません。大手の消費者金融はほとんどが銀行がバックについているので、ブラックリストの人は審査に通らない可能性が大きいです。しかし、消費者金融は名の知れた会社ばかりではありません。普段の生活では聞きなれない名前の消費者金融は多数存在します。
中小消費者金融が大手と同じような基準で審査をしていたら、借りたい人はみんな大手に流れてしまいます。そこで、中小消費者金融は独自の審査基準を持ち、大手がなかなか貸し辛い状況の方に救いの手を差し伸べ、積極的に融資を行っています。真面目に返済してくれそうな人には融資するようにしているのです。
中小消費者金融なら借りられる可能性あり
消費者金融には、普段あまり耳にしない中小規模の会社も多数存在します。大手と比べて、中小消費者金融は柔軟に審査してくれると言われています。
中小消費者金融が大手と同じ審査基準を採用していたら、借りたい人は皆大手に流れてしまうでしょう。そこで、中小消費者金融は独自の審査基準を設けており、大手が融資を避けるような状況の方にも積極的に対応しています。真面目に返済してくれると見込める人には、積極的に融資を行っています。
柔軟な審査といっても、「審査が甘い」というわけではないことを理解しておく必要があります。実際には、申込者の個人情報や信用情報をもとに、しっかりとした審査が行われています。「大手消費者金融や銀行の審査に落ちた人が中小消費者金融の審査に通った」という事例があるのは、中小消費者金融、大手消費者金融、銀行のそれぞれで審査基準が異なるからです。
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クレジットカードのキャッシング枠を利用する
既にクレジットカードをお持ちでキャッシング枠が設定されている場合、ブラックリストに載っていても、そのキャッシング枠を利用することができます。ただし、利用状況やカード会社の判断によっては、キャッシング枠が減額されたり、利用停止となる場合もあります。ブラックリストに載っている場合、新たにクレジットカードを作ることや既存のカードでの限度額の引き上げは非常に難しいです。そのため、既存のキャッシング枠がある場合のみ利用が可能です。
まとめ
過去に金融事故を起こして信用情報に問題がある人は、返済能力が低いと判断され、大手消費者金融の審査に通るのは非常に難しいです。しかし、多くの中小消費者金融が重視するのは現在の返済能力です。返済計画がしっかりしていれば、中小消費者金融の基準により、融資を受けられる可能性が高まります。
ただし、注意しなければならないのは、違法な業者である闇金やサラ金と見分けがつきにくいことです。特に急いで借り入れを希望する人は、「ブラックでも借りれる」などの魅力的なフレーズに惑わされないよう注意が必要です。
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